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一澤信三郎帆布

一澤信三郎帆布

新たなブランド「一澤信三郎帆布」

創業1905年、京都では珍しい帆布の加工を始められました。それ以来代々帆布の特性を最大限に活かし、使いやすく、丈夫なカバンを作り販売されてきました。その姿勢を信頼されて、ご使用いただいたカバンの修理にも、大切な仕事というスタンスで対応いただいています。
帆布というと、船の帆を想像されるかも知れませんが、帆布とは英語のCANVAS、正確には1m2あたり8オンス(約227g)以上の厚布のことです。
厚手の帆布は硬く、職人は切り株の上で木槌や金槌を使って帆布をたたいて折り目をつけます。しかも切りっぱなしがききませんので、必ず布端の始末が必要です。何かと手間のかかる素材です。
重いですし、湿った場所ではかびが生えることもあります。長い間には日に焼けて色も褪せてきます。しかし天然素材には、このような欠点を補って余りある良さがあるのです。

一澤信三郎帆布

まず第一に丈夫です。しかも通気性があり中の物が蒸れません。背中に背負えば、汗も吸ってくれますし、静電気も起きません。タワシでごしごし洗えます。何よりも良いのは、使っているうちに柔らかくなり馴染んできて、味が出てきます。新品の時とは違った、ふうあいになるのです。
素材の特性を活かし、独特のふうあいに仕上がった帆布カバンは、味のある独特の逸品であるといえます。
そんな帆布製カバンのブランドが、百年の節目を迎え、新たに生まれました。
伝統を受け継ぎながら新しいことにも挑戦する。お客様の声を取り入れ、カバン作りに反映させる。そんな思いで立ち上げられた新ブランド、「一澤信三郎帆布」
今現在は、生産が追いつかない状態で営業されています。今後の飛躍に期待し、応援したいブランドの一つです。

一澤信三郎帆布ウェブサイト
http://www.ichizawashinzaburohanpu.co.jp/

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