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吉田神社

吉田神社

由来と歴史

清和天皇貞観元年4月(西暦859年)中納言藤原山蔭卿(ふじはらやまかげきょう)が春日の四神を勧請(かんじょう)し平安京の鎮守神として吉田山に創建されました。
爾来永延元年(西暦987年)一条天皇の行幸を始め正暦2年(西暦991年)大社の一に列せられ、堀河天皇嘉承元年(西暦1107年)四度官幣に預る等、皇室の崇敬極めて厚かったといわれています。
殊に神職吉田兼倶が吉田神道を創設し、後土御門天皇文明16年(西暦1484年)斎場所(さいじょうしょ)大元宮(だいげんぐう)を造営してより益々隆盛加はり神道界の絶大なる権威を保持したといわれています。

吉田神社

見所

節分祭

室町時代に執行されて以来、信仰と伝統を誇る京洛の一大行事。約百万の参拝で境内は埋め尽されます。
節分祭は本宮並大元宮に於て節分の当日を中心に前後3日間に亘り執行されます。疫神祭は本宮前日祭(午前8時)に引続き大元宮に於て行います。 疫神を「荒ぶる事なく山川の清き地に鎮まります」事を祈り奉るために門外に向かって祭事が斎行されます。

追儺式は前日の午後6時本宮に於て行われ、俗に「鬼やらい」と称す。平安朝の初期より毎年宮中にて執行されていたものを、古式に則って厳修に伝承・継承されており、古の趣を現在に伝える数少ない神事の一つといえます。
平安京鎮護の神として、又全国の神を祀る社として、鬼即ち悪神を追い払い諸人の不幸を除いて人々の幸福と平和な生活を願うのです。

火炉祭は当日午後11時より行います。
本社の三ノ鳥居前に直径5m高さ5mもの巨大な八角柱型の火炉を舗設。節分祭中参拝者が持参した旧い神札が積み上げられており、浄火を点じて焼上げる。その有様は盛観を極め、火焔天に冲する時人々が待ち望みし春(立春)が訪れるのです。
参拝者には、その炎が無病息災をもたらし新春の幸運を授けると言われています。
尚、当社では節分の三日間中梔(くちなし)色の神符、疫神斎(えきじんさい)、厄除守(やくよけまもり)、開運守、節分神矢などの特別神符や、数々の賞品が当たる抽せん券付厄除福豆等を授与しています。

例祭

吉田神社創建に由来する祭事。
南都楽所による倭舞(やまとまい)の奉納や、御棚神饌(みたなしんせん)と言う特殊な御供えを供すなど、非常に厳かに祭事が執り行われる様子から、吉田神社の歴史と伝統を垣間見る事ができます。

夏越大祓式

宮中でも執り行われております神事で、半年間過ごした罪汚れを人形(ひとがた)に託して祓い清め、残る年も穏やかに過ごせるようにという意味を込めて、茅の輪を三度くぐります。
当神社では、約1000人もの参拝者と共にお祓いをした後、夏越の歌を唱えながら、茅の輪くぐりの神事を斎行致します。
ご参拝頂きました皆様には、全員に無料にて厄除け「茅の輪」を授与しております。

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